キャッシュ・セキュアード・プットの損益分岐点と割当
現金担保プットの損益分岐点を計算し、割当でオプション義務が株式ポジションに変わる流れを説明します
要点
現金担保プットの満期時の損益分岐点は比較的簡単に計算できますが、割当が発生するとオプションの義務は株式保有に変わります。損益分岐点は権利行使価格から受取プレミアムを引いた価格で、手数料と契約乗数も確認します。予測や損失の上限ではありません
満期時の仕組みから始める
プットの売り手はプレミアムを受け取り、イン・ザ・マネーで終われば標準契約1枚あたり100株を権利行使価格で割り当てられる可能性があります。アウト・オブ・ザ・マネーなら通常はプレミアムを残します。
[OICの現金担保プット解説](https://www.optionseducation.org/strategies/all-strategies/cash-secured-put)の式は次のとおりです。
1株あたり損益分岐点 = 権利行使価格 − 受取プレミアム 契約損益分岐点 = (権利行使価格 − プレミアム) × 株数
権利行使価格が50ドル、プレミアムが1.20ドルなら損益分岐点は48.80ドル、100株なら4,880ドルです。プレミアムは実質取得価額を下げますが、株価の下落を止めません。
最大利益はプレミアムです
口座に確保した現金は購入義務の担保であり、利益でも最大損失でもありません。株価が下がればプレミアムを超える損失になる可能性があります。
1株あたり概算損失 = 実質取得価額 − 株価 実質取得価額 = 権利行使価格 − プレミアム + 1株あたり費用
割当で何が変わるか
割当が発生すると通常は権利行使価格で株式ポジションが生じ、プレミアムが実質取得価額を下げます。オプションは終了しますが、株式の価格変動、口座の買付余力、証拠金と出口の判断が残ります。
割当は現在の市場価格で自分から買うことではありません。保有者が契約上の権利を行使した結果です。[OICの割当FAQ](https://www.optionseducation.org/referencelibrary/faq/options-assignment)では、割当通知がブローカーと清算手続きを通じて配分され、時期は会社によって異なると説明しています。
割当日、株数、権利行使価格、プレミアム、費用、口座種類、調整後取得価額を記録します。一部だけ割り当てられた場合、確保した現金全額が株式になったとは限りません。
損益分岐点はストップ価格ではありません
損益分岐点はプレミアム調整後の株式ポジションが概ね均衡する価格を示すだけです。その価格で下落が止まるという意味ではありません。売却前に保有したい株数と急落時の対応を記録してください。
確認リスト
1. 割当通知と口座履歴を照合する 2. 権利行使価格、プレミアム、費用から取得価額を計算する 3. オプション義務と新しい株式ポジションを分けて記録する 4. 株数、取得日、時価、出口条件を記録する 5. 課税口座、退職口座、現金口座、証拠金口座を確認する
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よくある質問
損益分岐点は割当価格ですか?
いいえ。割当は通常、権利行使価格で起こり、プレミアムが実質取得価額を下げます。
現金担保プットはプレミアム以上に損失が出ますか?
はい。割当後に株価が下落すれば、受け取ったプレミアムを超える損失になる可能性があります。
割当は必ず満期に起きますか?
いいえ。満期前にも起こり得ます。契約とブローカーの通知を確認してください。