先物ロール収益、コンタンゴ、バックワーデーションを解説
先物カーブ、コンタンゴ、バックワーデーション、限月ロールが維持する先物エクスポージャーに与える影響を価格予測と分けて説明します
要点
コンタンゴとバックワーデーションは限月間の先物価格の相対関係を表し、ロール収益は期限が近い契約を次の契約へ置き換える際の収益の一要素です。右上がりのカーブは維持するロングに不利なロールを作り得て、右下がりは有利になり得ますが、総収益は価格変化、カーブ変化、ロール規則、担保、費用にも依存します。
先物カーブは現物比較より広い概念です
同じ時点の上場先物を満期順に並べます。期先が期近より高ければ一般にコンタンゴ、期近が期先より高ければバックワーデーションです。
これは先物と現物参照を比較するベーシスとは異なります。商品と満期によっては、特定の先物が現物より安くてもカーブ自体は右上がりになり得ます。
保管、資金調達、保険、在庫の価値、見込供給、ヘッジ需要がカーブに影響します。その重要度は現物商品、金融先物、ボラティリティ商品で同じではありません。
ロールは実際の取引です
先物一枚の損益は、手仕舞い、満期、決済までその契約自身の価格変化です。近い限月を売り遠い限月を買ってエクスポージャーを維持する時、または指数が定めた日程に従う時にロール収益が関係します。
変化しないコンタンゴでは、ロングのロールは相対的に安い期近を売り相対的に高い期先を買うことがあります。変化しないバックワーデーションでは逆になります。
相対的と変化しないという条件が重要です。ロール中にも価格は動き、カーブは急化、平坦化、逆転できます。
カーブの形は収益予測ではありません
コンタンゴはロングの損失を保証しません。先物価格の上昇が不利なロールを上回ることがあります。バックワーデーションも契約価格が下がれば利益を保証しません。
ショートでも全体の価格経路と実施方法が結果を左右します。開始時の傾きだけではペイオフを説明できません。
先物連動ファンドや指数では実際の方法論を確認します。複数契約を使う、数日に分けてロールする、比率を制限する、期近でなく目標満期を保つ場合があります。
ロール、担保、価格変化を分けます
先物収益には契約価格の変化、限月間関係の変化、担保の収益または費用が含まれ得ます。連続チャートは契約をどう接続するかで過去の見え方を変えます。
契約コード、観測時刻、価格、比率、ロール日、連続系列の調整を記録します。これがなければ、ロール収益に見える値がチャート構成の結果かもしれません。
日次値洗いも資金計画に重要です。長期的に有利なカーブ効果があっても、不利な日次変動の証拠金要求は防げません。
カーブを単独シグナルにしません
期近と期先、間の日数、過去レンジ、スプレッド、商品の実物または金融上の要因を比較します。価格差、年率換算傾き、実現ロール収益のどれを測るかも示します。
ヘッジではロール日が管理するエクスポージャーの時点と合うかも確認します。カーブの説明が正しくても、品質、場所、時点、数量の不一致は直せません。
よくある質問
コンタンゴは先物ロングに常に悪いですか?
いいえ。維持するロングでは不利なロールを作ることがありますが、先物価格上昇が上回ることもあり、カーブも変化します。
バックワーデーションは強気シグナルですか?
それだけではありません。満期間の相対価格であり、在庫、資金調達、ヘッジ環境を反映し得ますが、上昇を保証しません。
ロール収益はいつ発生しますか?
ポジションを一つの満期から別の満期へ移す時、または指数が定めた満期維持日程を実行する時に実現または測定されます。